診療内容


妊婦健診
妊娠が確認されてから、誕生までの期間、赤ちゃん、母親と胎児の健康を管理するため、定期的な健診を行います。
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妊娠初期(1〜12週)
妊娠初期は、赤ちゃんの重要器官が形成される時期であり、母体の健康状態を把握するために初期の検査が行われます。母子ともに健康な妊娠を維持するため、以下のよ うな診療を行います。
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初回健診
妊娠の確認、血液検査、超音波検査での胎児の状態確認。 -
栄養指導
妊娠中の食事や体重管理についてのアドバイス。 -
つわりの管理
つわりがひどい場合、適切なケアを行い、栄養不足を防ぐためのアドバイスを提供します。
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妊 娠中期(13〜27週)
胎児の成長が著しく、妊娠生活が比較的安定してくる時期です。つわりも治まり、多くの妊婦さんが体調の良い期間を迎えますが、引き続き定期的な検診で母体と胎児の健康管理が大切です。
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超音波検査
胎児の骨や内臓の発育状況、性別の確認が行われます。 -
血圧や体重測定
血圧や体重測定を定期的に行い、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などのリスクを早期に発見します。 -
妊娠糖尿病の検査
血糖値が上昇することを防ぐために、妊娠糖尿病の検査を行います。必要に応じて食事や運動指導が行われます。
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妊娠後期(28週〜分娩)
分娩に向けた準備が進む時期です。母体の状態や胎児のポジションを確認し、無事に出産を迎えるためのサポートが行われます。
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胎児の位置確認
頭位かどうかを確認し、必要に応じて回転させる処置を行う場合があります。 -
陣痛や分娩の準備
陣痛の兆候や分娩に備えた体の準備を確認し、必要なサポートを行います。

月経異常
通常の月経サイクルや出血量に異常がある状態や症状を指します。月経不順や無月経、過多月経など、さまざまな症状があります。
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月経不順
月経周期が不規則で、周期が短すぎたり長すぎたりすることを指します。ホルモンの乱れやストレス、過度なダイエットなどが原因となることが多いです。
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無月経
月経が3ヶ月以上ない状態です。 ホルモンバランスの崩れや、病気が隠れている場合もある為、医師に相談することをお勧めします。
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過多月経
月経時の出血が非常に多い状態です。子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が関係していることが多く、貧血を伴うことがあります。

婦人科疾患
婦人科疾患は、女性の生殖器に関連する病気の総称です。
代表的なものには以下があります。
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子宮筋腫
子宮に発生する良性の腫瘍ができる疾患で、月経痛や過多月経ち、不正出血が見られることがあります。
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卵巣嚢腫
卵巣に嚢細胞ができる疾患です。多くの場合は無症状で自然に消えますが、嚢胞が大きくなると痛みや不快感などの症状が起こることがある為、定期的な経過観察が必要です。
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子宮内膜症
子宮内膜が子宮外に発生する疾患で、強い月経痛や不妊の原因になることがあります。

更年期障害
更年期に入ると、ホルモンバランスの変化に伴う身体・精神的な不調が現れます。 ホットフラッシュ(のぼせ)やイライラ、不眠などでお悩みの方には、ホルモン補充療法を含む適切な治療法をご提案させていただきます。症状の程度に合わせたサポートを行いますので、お気軽にご相談ください。

婦人科がんの検査と治療
子宮頸がんや子宮体がん、卵巣がんなどの婦人科がんの早期発見に向けた検査を行っています。
特に子宮頸がんは、定期的な検査が重要です。異常がみられる場合、すぐに治療を開始できる体制を整えております。
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子宮頚がん検診
HPV検査や細胞診を行い、早期発見を目指します。
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子宮体がん検診
子宮内膜の異常を検査し、早期診断を行います。
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卵巣がん検診
超音波や血液検査を用いた診断を行い、適切な治療方針を提案します。

避妊や性感染症(STD)の相談
安全な避妊法のご相談や、性感染症の検査・治療も提供しています。 パートナーとの将来を考えた予防や早期発見は、ご自身の健康を守る大切なステップです。心配な事がございましたら、まずはご相談ください。

月経前症候群(PMS)・生理痛の相談
PMS(月経前症候群)や生理痛でお悩みの方にも、ホルモン治療やライフスタイル改善のアドバイスを行っています。月経前のイライラや疲労感、強い腹痛は改善できる可能性があります。我慢せずに、よくご相談ください。
その他、症状や心配事もお気軽にご相談ください 。